ホーム > カンパニーヒストリーレコードとは
カンパニーヒストリーは、社員・社外向けの一般的に知られている社史ではありません。
社史には書き残せないような様々な真実を一族の後継や、親族、会社の後継者のために書き記したものです。
カンパニーヒストリーは、事業を将来に向けて継続し発展させていく後継者が困難に出会った際の支えとなる羅針盤になるでしょう。
経営者はどんな業種であれ、自身の所属する会社の長期にわたる持続と発展を目指しています。
顧客の声を聞き、顧客を創造し、自社独自の商品・サービスに落とし込み売り上げを作ります。社員・スタッフには、ここにいて成長できるという実感を持たせ、取引先や株主、地域の方々に喜ばれる、そんな会社にしたいと日々悩み、努力し、邁進しています。
経営者が求める答えは、例えばあまた存在する経営書にあるかもしれない、異業種の経営者仲間の言葉かもしれない、あるいはライバル企業の躍進があるかもしれない…様々な刺激が判断に影響を与えます。
その中のひとつに自分がいる会社の創業時のこと、創業のきっかけや創業者の思い、これまでの軌跡、先代の経験、もしかすると自身の過去の成功や失敗の中にもそのヒントが隠されているかもしれません。
ファミリーヒストリー記録社の考える「カンパニーヒストリー」とは会社の歴史と訳される言葉ではありますが、まさに経営者にとって必要な物語を意味しています。既にある社史といった形態では語り切れなかった経営者のための物語、経営者の代々が保有する「伝家の宝刀」のような物語なのです。代々の経営者が目指してきた会社の成長を支える、思い、経験、文化を一人一人の経営者の歴史から紐解いていこうという試みの記録が「カンパニーヒストリー」なのです。経営者用の引継ぎ書とも言えるでしょう。
カンパニーヒストリーとは、財務諸表の数字には表れない大切な会社の価値を見えるものとして、経営者のために残したい財産なのです。これからの経営にとって、この会社の文化は何か、歴代の経営者の経験、そして会社の核や軸といったものは何なのか、それを発見していく過程を一緒に考え、サポートしていきたいと考えています。
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後継者のための羅針盤